白子の天婦羅は、白子ポン酢に続いて人気の食べ方の一つと言えますが、白子の天婦羅は難しいというイメージを持たれている方が多いと感じます。
その原因は白子の水分量でしょう。
水と油という言葉の通り一般に水分の多い食材は天婦羅には向きません。しかし白子はそのクリーミーな食感から天婦羅にすると非常に美味しく食べる事ができます。
この記事では白子の天婦羅を作る際のコツを書いていきたいと思います。
白子の天婦羅の作り方
白子の下処理は別記事を参照していただくとして、ここでは白子の天婦羅の作り方を解説いたします。
筋を取り下処理をした白子は一口大の大きさに切り分けましょう。
少し小さめに切った方が揚げやすいです。
しっかりと薄力粉で打ち粉をします。
通常よりも気持ち厚めに打ち粉をしてください。
打ち粉が薄いと、揚げた際に衣が剥がれたり、白子が飛び出したりします。
また打ち粉が薄いと結果的に衣を重くする事になり、モタっとした天婦羅に仕上がってしまいます。
次に衣を作ります。
まずは卵水を作りましょう。目安としては水1Lに対し卵一つ。この卵水を使って天婦羅の衣を作ります。
薄力粉100gに対し卵水130gを混ぜます。この時、あまり混ぜすぎないように注意してください。
小麦粉は混ぜる事でグルテンが生じ、モタっとした食感になりやすいです。多少ダマが残っても気にしなくて構いません。
出来上がった衣に
先ほど打ち粉をした白子をサッと通し、
170度の油でじっくりと揚げていきます。
鮮度が悪いと、ここで白子の中身が溶け出しますんで鮮度の良い白子を使いましょう。
沸々と出る泡が小さくなり、表面がカラッとしてきたら完成です。
ペーパーに取り油を切って塩を降って食べましょう。
スダチなどの柑橘も相性が良いですね。
なお、白子の天ぷらは、衣のサクサク感と白子のクリーミーさが持ち味ですので、天つゆよりも塩が合うと私は感じております。