煮穴子を使って、甘だれと3品のお料理を紹介します。「穴子の捌き方!アレンジ豊富な煮穴子を作る方法」の記事では、穴子の捌き方と煮穴子の作り方をご紹介しています。併せてご覧くださいませ。
穴子の煮詰めの作り方
煮穴子の残った煮汁は、煮詰めてお寿司屋さんで穴子にかける甘だれになります。煮詰めを略して「穴子の詰め」なんて言い方もします。穴子の詰めは1回濾して、砂糖を加えて煮詰めていったものです。
ペーパーをかませて煮汁を濾します。
そこに砂糖を加えます。甘めが好きならある程度強めに加えていいんではないかと思います。煮詰めていきます。最初は強火でいいんですけど、煮詰まってきたら砂糖で焦げるので、弱火で30分~1時間かけて煮詰めていきます。
スプーンですくってみて、充分に濃度が付いたら火を止めます。冷めたら穴子の煮詰めの完成です。
アナキュウの作り方
煮穴子を軽く炙って温めます。炙るのが手間だったら電子レンジでチンしてもいいし、煮汁に入れて温め直しても構いません。
アナキュウは穴子とキュウリです。穴子とキュウリは、結構相性がいい食材として知られています。出会いの食材といったりします。寿司屋さんだとアナキュウ巻といって、細巻きに穴子とキュウリを入れて巻物にしたりします。
今回はシャリを使わずに海苔に穴子を敷き詰めて、キュウリを真ん中に芯として巻くだけです。
巻く時は、巻き簀を使ってグルグルッと巻いてあげればいいんではないかと思います。
置いておくと、海苔が穴子の湿気を吸って勝手にくっつきます。早く作りたかったらご飯粒などをつけてピタッとくっつけてあげればすぐにできます。ご飯粒を使わずとも置いておけば、自然と海苔が縮んでくっついてきます。
海苔がくっついたら適当な大きさに切ります。海苔が切りづらくて穴子が柔らかいので、結構切るのが難しいです。切れる包丁を使ったりして、うまいこと切ってみてください。
盛り付けるときは、穴子の真ん中にキュウリがあって面白いかなと思うので、断面を見せながら盛り付けるといいと思います。
仕上げに穴子の煮詰めをちょっとかけてあげれば、美味しそうに見えます。香りが欲しければ、柚子などをすって、上から振りかけると香りがあって美味しいつまみになります。
穴子のポテサラの作り方
意外な組み合わせで言ったら、新じゃがです。新じゃがと穴子が合うのかと思うかもしれないですけど、穴子と結構相性がいいんです。新じゃがは甘辛く煮付けにするじゃないですか。あの味付けが穴子の砂糖と醤油とみりんの味付けと合います。
新じゃがをただ茹でて砕いて、穴子を刻んで入れます。
軽く和えて、ちょっと寂しいので半熟卵を崩しながら入れます。意外とこの組み合わせは美味しくて、いいつまみになるのではないかと思います。
盛りつけるときは色が寂しいので、黄色が見えるように盛りつけてあげると綺麗です。最後に煮詰めをかけて、穴子のポテトサラダの完成です。
穴子の炊き込みご飯の作り方
穴子を炊いたときの出汁を使って何か作りたいなら、やっぱり炊き込みご飯を作るのがいいんじゃないかな。
穴子の煮汁の味が濃かったら、多少水で薄めます。炊き込みご飯は、若干硬めに炊いたほうが美味しいのかなと思います。
土鍋の場合、沸騰までは中火くらいで炊いて、沸騰してから10~12分くらいは弱火で炊きます。
通常の炊飯器の水加減は、普通の硬さで水と米の容量比は1:1.2くらいの比ですが、硬めだと水と米の容量比は1:1くらいになっています。
土鍋で炊くときは全体にグツグツしてきたら火を弱めて、蓋をして11分タイマーをかけます。
11分経って炊けました。そこに贅沢に穴子1本分くらい入れます。
炊き込みご飯はおこげが美味しいじゃないですか。なので、最後に5秒くらい強火にしたら火を止めます。そのあと10分くらい蒸します。
10分蒸らしたら、甘だれを上からかけて炊き込みご飯の完成です。
食べる時はさっくり混ぜます。底におこげができているので、おこげも一緒に混ぜ込んであげます。
今回のYouTube動画
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