ミズダコのタコ足を使って、お刺身とお寿司を作ります。
生でも流通していますが、今回は茹でてあるミズダコを使い、2種類の切り方をご紹介します。
タコ足について
茹でてあるミズダコは、切ってみるとわかるように、中までしっかりと火が入った状態で流通しています。足先と根元を切り分けると、足の太さが違うぶん、足の先はしっかり火が入っていますが、太い部分は火が入りにくいので若干、生っぽい食感が残っています。
根元と足先とで切り方を変えるとおいしく食べることができます。
タコの刺身
タコの刺身の切り方
お刺身の作り方は、大きく2種類あります。
一つは、皮付きのまま切る方法です。
もう一つは、皮のブルブルが気持ち悪くてタコが嫌いな方のために、皮を外す方法です。
皮付きタコの切り方
皮付きのまま切る場合はただ切っていきますが、食感が悪くてかみ切りにくい皮には、包丁のアゴを使って、身の2~3か所を格子状に叩きます。
そうすると、口の中で、歯切れよくタコを楽しむことができます。
皮なしタコの切り方
タコの皮の外し方
皮のはずし方は、比較的簡単です。断面をよく見ると、皮と真ん中の身の境目が、うっすらと見えます。
その境目に包丁を入れて、上下に動かすだけで皮と身が離れます。
さほど難しくはありませんので、皮のブルブルが食べづらくて苦手な方は皮をはずしてお刺身にしてみてください。
皮なしタコの切り方
皮をはずした身は、1枚2枚と切ればいいのですが、タコは弾力があって切りづらいので、波切りのように、包丁を前後にゆらゆら動かしながら切ります。断面には波模様がつきます。
タコの吸盤の切り方
とりはずした皮は食感が悪いのですが、吸盤の部分は食感があり美味しいので、吸盤だけ皮から切り分けます。
身と一緒に盛り付けると、食感の違う部位を味わうことができます。
タコの足先の切り方
しっかりと火の入っている足先は、薄く切らずにブツブツと切りタコブツにします。硬いタコのミシミシとした食感を味わうのが、美味しく食べるコツかと思います。
足先にも皮があるので、気になる場合は皮の部分を切り離して盛り付けます。
タコの刺身の盛り付け
皮付き、皮なし、吸盤、タコブツと違う切り方をしたので、各種類ごとにまとめて、大きめの器におさまりよく盛り付けるのが良いでしょう。
薬味は、ワサビはもちろん、スダチなどの柑橘類も、タコと非常に相性が良いです。塩とスダチで食べても美味しいですし、万能ネギを刻んでポン酢と食べても美味しいです。
タコは、お醤油でも、お塩でも、ポン酢でも、美味しく食べることができますので、お好みの食べ方でお召し上がりください。
タコの寿司
皮付きタコの切り方
皮付きのまま使う場合は、そのまま切っても面は取れますが、お寿司はシャリとネタの一体感が非常においしい食べ物なので、皮はなるべくそぎ落としておきましょう。
皮を最初にそぎ落としてから、寿司ネタに切りつけていきます。
皮なしタコの切り方
皮をむいた状態のタコは、お刺身のようにまな板に対して直角に切ると、面が広く取れないので、まな板に対して斜めに包丁を入れると、ある程度、お寿司として成り立つような面に取れます。
切り方2種類の違い
タコのお寿司は、皮付きでも、皮なしの状態でも、どちらでも構いません。
2種類の切りつけを比較すると、皮を落としたほうがシャリとは馴染みやすいですが、タコの特徴である吸盤があったほうが、タコっぽい見た目になります
そのまま握っても良いですが、お刺身と同様に包丁の刃元を使って叩いておくと、シャリと馴染み、食感が良くなります。
タコの寿司の握り方
タコの寿司を握る際は、皮付きも皮なしも同じで、シャリとタコがしっかりと一体となるように握ります。
苦手でなければワサビを入れて、お召し上がりください。
スダチを絞っても、美味しく食べることができます。
見た目だけで言うと、皮付きのほうが赤色が入るぶん、華やかに見えます。
見た目と味、お好みの切りつけ方で握ってみてくださいませ。
今回のYouTube動画
今回の記事は、動画でも紹介しております。ぜひ、ご参照くださいませ。