栗ご飯というと難しそうに感じますが、要は炊き込みご飯です。
栗の下処理さえしてしまえばなんら難しい事はありません。
栗の色はどうしても変色しやすいものです。
これが自然なんだと割り切って食べても良いんじゃないでしょうか。
もし、どうしても変色を防ぎたいのであれば、焼きミョウバンを加えた水でアク抜きしましょう。
また土鍋で炊くというのは炊飯器よりも少し難易度が上がります。しかしその分お焦げや香り、米の張りなど、土鍋ならではの楽しみも増えます。
コツさえ掴めば難しいことはございませんので、是非是非挑戦してみてください。
では栗ご飯の作り方です。
栗ご飯の作り方
栗ご飯は炊き込みご飯です。出汁で炊くと香り豊かな美味しいご飯になりますので、出汁を取っておきましょう。
あっさりめがお好きでしたら昆布のみで取った昆布だし。パンチが欲しければカツオを加えた一番出汁。他、いりこや椎茸などお好みの出汁をお使いください。
まずは栗の鬼皮(外側の硬い皮)を剥きましょう。詳しくは別記事(栗の渋皮煮)に書いております。
鬼皮が剥けたら渋皮を剥いていきます。
渋皮は名前の通りアクが集中しております。勿体無いですが少し厚めに剥きましょう。
まずは底を落とし
先に栗の平らな面を落とします。
後は栗の曲線に剃って剥いていくだけです。
これで栗ご飯の下準備ができました。剥いた栗は水にはなってください。
黒ずみが気になるという方は水に焼きミョウバンを加えましょう。アクが抜け変色しない栗ご飯になります。
ここまできたら出来たも同然です。
米を測ります。容積比で米の1.1倍の出汁を用意します。柔らかめのご飯がお好みでしたら1.2倍でも良いと思います。
容積比とは【米200mlに対して、出汁220ml】という意味です。
重さで測る→グラムで測ると炊きあがりがカチカチになりますので注意してください。
鍋に出汁をはり米を入れ栗を並べます。
少量の酒と塩を加えて炊飯します。
炊飯器で作る場合はこれで完成です。
土鍋で作る場合は以下を参考にどうぞ。
栗ご飯を土鍋で作る場合
鍋に米、出汁、栗を並べ、酒と塩で味を整えます。
中火にかけます。
中火にかけグツグツとしてきたら、蓋をして弱火に落とします。
そのまま待つ事12分。コンロにもよりますが、火加減の関係で1箇所にだけ強く火が当たってしまう場合もございます。途中で一度鍋の向きを変えてあげるとムラなく炊きあがりやすいです。
12分たったら一度火を強火にします。10秒から20秒ほどでお焦げが出来ます。
火を消して8分程蒸らせば美味しい栗ご飯の出来上がりです。
ん、んまい