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牡蠣の剥き方と大根おろしでの洗い方(下処理方法)岩牡蠣と真牡蠣の違いも紹介

牡蠣のむき方や、大根おろしでの洗い方など下処理方法をご紹介します。岩牡蠣と真牡蠣の違いも解説しています。

目次

岩牡蠣と真牡蠣

見分け方

見た目の違いは、岩牡蠣は殻が厚くて比較的丸い形をしていますが、真牡蠣は縦長です。岩牡蠣はすごく大きく見えるんですけど、開くと中身の大きさはそこまで差はありません。

特徴

そもそも岩牡蠣と真牡蠣は種類が違います。真牡蠣の旬は冬でほとんどが養殖です。岩牡蠣の旬は夏で、養殖ももちろんあるんですけど天然も多いです。

産地を比べると、真牡蠣は北海道、三陸、九州、広島が有名で、日本各地で養殖されています。岩牡蠣は、基本的に日本海側が多くて、島根、長崎など日本海側が多い印象です。

基本的に魚貝類は産卵前に栄養を蓄えるので、産卵前に旬となるのが大半です。真牡蠣も岩牡蠣も産卵期は夏ですが、岩牡蠣の旬は夏です。

これは、岩牡蠣の産卵期が長いためです。夏にゆっくり産卵する間、栄養を身に蓄えていなければならないので、岩牡蠣は夏が旬になっているのです。

また、岩牡蠣は水深が10~20mぐらいの海にいるので、海女さんや漁師が潜って獲る場合が多いです。冬の日本海はものすごく荒れるので、冬場には単純に漁ができないという背景があります。夏の比較的穏やかな海で漁を行い、夏に食べるものだから夏が旬とされる理由のひとつかなと思います。

牡蠣のむき方

岩牡蠣も真牡蠣も、基本的なむき方は一緒です。弧を描いているほうを上に向けて、右側に貝柱があります。

上の画像の赤い丸の辺りが、それぞれの貝柱の位置です。貝柱は1個なので、この貝柱をはずせば簡単にむけます。

まず真牡蠣をむいていきましょう。貝は上と下に貝殻があり、みなさん上の貝殻を先にはずそうとしますが、貝殻にそってむける下の貝殻からはずしたほうが、きれいにむけます。

上と下の貝殻の境目に貝むきを入れると、自然と下の貝殻にそって貝むきが進んでいきます。その流れのまま、下の貝柱をはずしたほうがきれいにむけやすいと思います。

貝を開いたら、上の貝殻にくっついている貝柱をはずします。

岩牡蠣のむき方も一緒です。実際に触るとわかるんですけれど、上の貝殻と下の貝殻の境目は非常に見づらいです。これは慣れてもらうしかないんですけど、大体この辺りだというところに貝むきを入れます。貝の間に一度貝むきが入ってしまえば、貝殻にそって進んでいきます。

普通は貝柱がはずれれば、貝は自然と開きます。ただ構造が複雑に入り組んでいるので、場合によっては、最後は力を入れて開けないと開かないこともあります。

開いたら、上の貝柱をはずすだけです。

牡蠣の洗い方(大根おろし)

牡蠣は塩水で洗う場合が多いですが、僕は大根おろしを使って洗います。

ただおろしただけの大根おろしに、牡蠣を入れて軽くもんで洗います。なぜ大根おろしで洗うのかというと、大根おろしの酵素や辛味成分が、牡蠣の磯っぽさをある程度取り除いてくれるからです。

牡蠣を洗う際は、ヒラヒラを開くとエラがついています。エラに汚れを含んでる場合が多いので、ヒラヒラを開いて大根おろしをたっぷりつけて、よく洗います。

入り組んだところにも大根おろしを塗って洗っていくと、きれいに汚れが落ちます。

洗っていると、大根おろしがだんだん灰色になってきます。牡蠣の汚れが出ていると言う人もいるんですけど、これは大根おろしの酵素が反応して、牡蠣の黒い色素が落ちているだけです。大根おろしで洗ったら、流水で洗い流します。

牡蠣の盛り付け方

牡蠣だけ器に盛ると格好がつきません。きれいに洗った貝殻に戻して器に盛ると、美しく盛れます。

貝殻は安定しないので、牡蠣のフタなどを下に敷いてバランスを取ってください。

食べ方はレモンを添えてもいいですし、ポン酢で食べる場合は青ネギとモミジおろしを添えてもいいです。

今回のYouTube動画

今回の記事は動画でも紹介しております。ぜひ、ご参照くださいませ。

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