この記事ではノドクロ(赤ムツ)について、特徴や産地、値段について説明しております。
目次
のど黒(赤ムツ)とは?
のど黒とは水深100〜200mに生息する深海魚。のど黒とは主に北陸地方の呼び名で、2010年頃までは関東圏では赤ムツと呼ばれて流通していたと記憶している。柔らかな身質と脂の乗りの良さ人気の高級魚であり、近年は全国的にのど黒の名で流通している。
特徴
見た目の似た魚に黒ムツとムツがいるがのど黒(赤ムツ)はホタルジャコ科の別種。のど黒の名は、口を開けた際に喉(のど)が真っ黒な膜に覆われている事からその名がついた。調理する際はこの黒い膜は臭みの原因になるので取り除くことをオススメする。
旬の時期
のど黒の産卵期は夏場であるため、夏の暑い時期は身の脂が落ちやすい。よって旬は冬から初夏の寒い時期と言える。また太平洋側のノド黒よりも、日本海側のノド黒の方が脂が強い傾向にある。
主な産地と値段
のど黒の産地としては北陸が有名だが、その分布は広く太平洋側では関東以南に、日本海側でも北陸から韓国まで広く生息している。また南半球ではオーストラリアにも生息が確認されるなど世界的に広く分布している。
値段はk単価で安い物で5000円前後、高い物なら1万円前後と超高級魚に分類される。
豊洲市場でよく目にするものとしては、大きさにもよるが、韓国産のもので5000円程度、銚子や対馬の釣りもので8000円程度で取引されている。
のど黒の代表的な食べ方
のど黒は身に脂が多く、加熱しても硬くならない事から加熱調理に向いている。
鮮度の良いものなら生で刺身で食べることも可能だが、皮目を軽く炙ることで脂の焦げた風味を一緒に楽しむことができる。
下の動画ではのど黒の【煮付け】【塩焼き】【刺身】【寿司】について紹介しております。