かまぼこで、簡単ですぐにできる飾り切りのやり方を6種類ご紹介します。かまぼこに関係する言葉の語源についても説明しています。
かまぼことは?
かまぼこも、ちくわも、さつま揚げも、はんぺんも、原料はすり身です。蒸すか焼くか揚げるかの違いです。
僕は子どもの頃はさつま揚げが好きだったんですけれど、大人になると、やたらかまぼこが美味しく感じたりします。蕎麦屋さんの板わさなど、かまぼこが美味しいなと感じる機会が年をとってから増えた気がします。
語源について
「板に付く」の語源
サマになってるという意味で「板に付く」という言葉がありますが、語源がかまぼこだと思ってる方が結構います。でも、かまぼこが語源ではありません。舞台が語源の言葉で、舞台に立つ姿がサマになってきたことをあらわします。かまぼこは板に貼り付いているんですけれど、「板につく」の語源にはなってはいないのです。
ちょっと汚い言葉ですけど、昔、かまぼこバカなんて言葉がありました。それは、板についたバカという、なかなか悪い表現です。多分かまぼこバカという言葉が流行って、板につくの語源がかまぼこだという人が現れたんだろうなと思います。
「板前」の語源
「板前」という言葉の「板」は、まな板のことです。
かまぼこのはずし方
かまぼこは、蒸す時に板に乗せて作るので板にしっかり貼りついています。はずす時は魚の皮を引くみたいな感じで、包丁ではずすのがいいと思います。
かまぼこの飾り切り
かまぼこは結構しっかりしているので、いろいろな切り方で楽しむことができます。
波々に切る切り方
一番簡単な切り方は、ちょっと斜めに包丁を入れて波を打つように切ると、かまぼこに模様がつきます。
白とピンクを合わせた切り方
かまぼこは白とピンクがあるので、半分に割って2色を互い違いにするだけでもちょっとした飾りになります。
みつ編みにする切り方
みつ編みにする切り方です。かまぼこのピンク色の縁を削ぐように、薄く残しながら切ります。
ピンクの部分を3つに切って、ひたすらみつ編みにしていきます。みつ編みの仕方は一番右を上にして互い違いにすることを繰り返すだけです。ちょっとだけ手間は増しますが、きれいな網目になります。
2つで編んでもいいと思います。ピンクの部分を真ん中で切ってねじっていきます。意外と2つでもきれいな形になるので、好みでやってみてください。
織り込む切り方1
もう少し細かく飾りを入れる切り方を紹介します。一切れ切って、平らな面は切り離さないように丸の面に切り込みを入れます。
細く切り込を入れたらひたすら織り込んでいくだけです。なんとなく綺麗になりそうな気はするでしょう?
見た目は複雑ですが、やってることは大したことをやっていません。結構簡単にできると思います。一通り巻き込むとなかなかきれいで、飾りとしては僕は好きです。良かったら作ってみてください。
織り込む切り方2
織り込む切り方で、一切れ切って縦と横で組み合わせれば、別の形になります。半分は平らな面に垂直に切り込みを入れて、残り半分は平らな面と平行に切り込みを入れます。
最後の端の部分も織り込むと、お祝いっぽくてきれいな形かなと思います。
織り込む切り方3
織り込む切り方で、一切れには切らず、片側は繋げて切り込みを入れて織り込みます。串を打てばバリエーションはもっと広がると思うので、お好みでいろいろ料理しながら遊んでみてください。
正直、細かく切った切り方は口の中で硬いところとほぐれたところが合わさってバラバラなので、あまり美味しくはありません。食べるなら、厚めに切った切り方でワサビをつけて食べるのが美味しいと思います。見た目を楽しむ時に、いろいろな切り方を試してみてください。
今回のYouTube動画
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